深夜の家事と明日への活力 - Trainspotting (1996, Drama/Crime)
持ち前の負けん気の強さと意地の悪さで泣きながら皿洗いを始める夜がある。
地味で小さなモヤモヤを、吐き出すことなくずっと心に溜めてしまう人は少なくないはず。無自覚に溜まりすぎたものはひょんなことから限界値を超え、一気に辛くなってしまう。
まさにそんな夜だった。ほんとうにくだらなくて小さなことだったけど、
ここ最近頑張れていないもの、上手くいってないこと、肌荒れ体形髪型シンクに溜まりまくった食器洗濯物の山散らかった部屋、いつの間にか溜まっていたモヤモヤ達があれもこれもと溢れてくる。
悔しくて自分が惨めでどうしようもない感情が心の容量を超えたとき、涙が出てきた。泣きながらじっとしていることなんてできなくて、衝動的にお皿を洗い始めた。
その勢いのまま掃除洗濯にも取り掛かり、いつのまにか深夜2時半。
部屋と心の澱みは消え、爽やかな反骨精神が芽生えていた。心の底から熱いものが湧きあがってくる。
自分を取り巻く状況すべてが気に食わなくなった時から、人生は始まると思う。
その状況を変えられるのは自分しかいないから。自分が変えていくしかないから。
(人生は言いすぎかもだけど、そんな感じ)
未来へのモチベーションはいつも悔しいという気持ちだ。
持ち前の負けん気の強さと意地の悪さは、時として私の背中を押してくれる。
不器用ながらもそうやって昇華した感情と一緒に夜を乗り越える。
明日はもっと頑張れるはず。
そしてそんな気持ちにさせてくれる映画がこちら。
Trainspotting (1996, Drama/Crime)
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ダニーボイル監督、ユアンマクレガー主演。
ヘロイン中毒の主人公は不況で全く仕事がないスコットランドで、薬物中毒の仲間たちと怠惰な生活を送っていたが、仲間たちの悲惨な現状と自分の置かれている現実を目の前にし、薬物を断つことを決意する。(https://ciatr.jp/topics/241509より抜粋)
どうしようもない現実、決まっている未来…でも、本当に?レントンは自問します。Choose Life.Choose yor future. この映画に、この言葉に鼓舞されもっと追い求めて生きようと思いました。最高の疾走感と観た後の熱い気持ち、まさにピッタリの映画です。
個人的にめっちゃ好きな映画だから改めて書きたい!!